本日午前中の出来事です。
初めてお客様からのご依頼をお断りさせていただきました。
これまで30年近くにわたって営業をおこなってきましたが、その経験上初めてのことです。
8月より5回にわたり打ち合わせを重ね、いよいよ契約という段階まで来ていたのですが・・・
「なぜウェブサイトを作成するのか?」「作成してどういう方向に進みたいのか?」といった前向きな目標設定やゴール設定を考えるよりも、サイトを作成し運営することでコストが発生するという負の側面からの不安が強くなり過ぎた結果と思慮されます。
確かに、一般的な感覚ではコスト=悪いもの、少ないことが望ましいものという図式で考えがちなことは理解できます。
しかし、ビジネス活動ということを考えた場合、企業が存続していくためには少なくとも現状維持以上を目指さなくてはなりません。ものの本によると、現状維持をするためには現在の状態をそのまま続けていくことでは決してなし得ないことだと書かれております。
将来的に収益を拡大していきたいということであれば「顧客数を増やす」「平均単価を上げる」「リピート率を上げる」の何れか、理想的にはすべてを増大させることが必要となります。
∵【売上=平均単価×客数×リピート回数】により、表すことができるため
websiteを運営する最大のメリットはDRM(ダイレクト レスポンス マーケティング)という手法が容易に使える点であると言われています。
つまり、エンドユーザーのリアルタイムの反応をGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)といったツールを活用することで、確認することができてしまうのです。これによって、例えばどのような商品や価格帯の反応が良好か?といったことやサイト閲覧者の何%の方が購入していくのか?といった計測を簡単におこなうことができます。
自分自身への反省点でもあるのですが、将来における積極的な事業運営に資する費用(コスト)とそうでないものとを明確に区分すべきなのに、時としてごちゃ混ぜに考えてしまう傾向があります。
ポイントは、いつもの視点よりずっと高いところから自社の将来展望を俯瞰して、「この投資をおこなうことで何を得ようとしているのか?または、どんな収益を上げることができるのか?それによって、地域社会に対してどんな貢献をおこなうことができるのか?」を明確にすることだと思います。