私的思考
私について~目標・理念
私は、1962年群馬県桐生市に生まれました。
父は、建設関連資材を扱う問屋(卸商)を経営していました。
祖父が苦労の末、事業を起こしたもので、私が小学校に入学する前に祖父が亡くなり、代わりに父が後を継ぎました。
従業員数15名前後の小さな会社でしたが、地元の業者を始めたくさんの方々に支えられ、ご支援をいただいてまいりました。
高校時代までを桐生で過ごし、その後東京の大学へ進学し、卒業後は愛知県に本社を置くあるメーカーの代理店へ就職しました。この会社で、3年ほど営業職として働いたのち実家へ戻りました。
今振り返ると、ここで商売の基本となる考え方やルールやマナー、楽しさ、厳しさといったたくさんのことを学ばせていただきました。そして、そのことに深く感謝しています。
実家では父の下、自分の発案する新規顧客層開拓に全力を挙げて取り組み、その甲斐もあって業績はグングン上昇して行きました。
しかし、好事魔多しと言いますが、会社の業績向上と共に自分自身を過信したことに起因して、最終的には家業から離れることになりました。
妻と共に上京し、東京および横浜また東京と転勤(営業所間の移動)をしながらおよそ16年間営業経験を磨き上げてきました。
その間、自己研鑚、自己への投資として宅建資格を始めとして、消防設備士甲種第5類、防犯設備士資格等を取得しました。
さらに、不動産鑑定士資格を目指して、1年半ほど東京神田の専門学校にも通いました。
以上が自分自身の略歴であり、決して輝かしい成果を挙げているわけでもありません。
しかし、僅かながらの経験や知識を活用して事業をおこなって行きたい、こんな自分でも何がしか社会の役に立ちたいという思いが捨てきれず、こうして起業するに至りました。
今回、私がホームページ作成業務を選んだ理由は、「ただ単にホームページを作ることが出来るから」という訳でも、「宣伝広告が貴社のお役に立つから・・・」という訳でもありません。
ホームページは今やその気にさえなれば、誰にでも作成できる時代です。
ここで考えていただきたいのは、何のためにホームページを立ち上げるのか?
単なるホームページで良いのか?ということです。
ホームページ作成にあたり、あなたの事業に対する思いや理念、価値観、さらにこうなりたいという明確な目標、他社との違い、あなたが最終的に目指す場所をじっくりとお聞かせいただきたいのです。
これらを明確に把握することが出来て、初めてホームページというものが貴社にとって本当に役立つものになるものと考えます。
言いかえると、作成にあたってこうした自分自身および会社の棚卸しをおこなうことで、今後の事業展開も見えてくるのではないでしょうか。
私の目指すところは、あなたの事業のお役に立つために、これらのヒアリングをおこない、定期的に訪問させていただきながら戦略を共に創り上げて行くことです。
誠に僭越ではありますが、これからあなたの事業内容を拡大し発展させる一助として、私がお役に立つことが最大の喜びです。
こういう目標を持って活動をおこなっているため、何社でも気軽にお手伝いできるわけではありません。
これから「本気で事業を成長させて行きたい」とお考えの方に、ご活用いただきたいと考えております。
誠に恐縮ですが、すべてのご依頼にお応えできない場合もありますので、その際はご容赦いただきますようお願いいたします。
事業運営にあたって
私はホームページ作成をおこなう者としては珍しく、一貫して営業職を経験してきました。
そのため、プログラマー的な方々とは異なる視点より貴社業務をご案内することができます。
具体的には作成過程におけるヒアリング等で貴社業務の核心に迫ることもできると自負しております。
特に、起業して間もない会社のオーナー様もしくは、これから
起業を目指している方、人員10名以下の企業オーナー様を対象に
微力ではありますが、ご協力をさせていただければ幸甚です。
単なる作成にとどまらず、成果に直結するビジネス拡大方法も常に意識して追究しています。
ホームページギルダーという屋号について
「ホームページルダー」ってどんな意味があるの?と、良くお客様から質問されます。
確かに聞きなれないし、変な名前ですよね?!
そこで、この名前の由来について解説を致します。
みなさんは中世ヨーロッパで「ギルド」という組織が存在したことをご存じでしょうか?
私の年代(1960年代生まれ)ですと、中学校の歴史に出て来ているので、ご存知の方も多いのではと思います。
「ギルド」とは、中世ヨーロッパにおいて商工業者の間で結成された組合のことです。
大きくは、商人ギルドと手工業ギルドに区分されます。
私の目標はただ単にキレイなホームページを作るとか自社PRのためということではなく、ホームページ作成にあたって、あなたの理念や事業への思いや価値観、さらにこうなりたいという明確な目標、他社との違いあなたが最終的に目指す場所を理解し、事業戦略を共に創り上げ、そしてあなたの事業を拡大発展させるお手伝いをさせて頂きたいのです。
まずは、ホームページ作成という切り口から入らせて頂き、「事業のさらなる拡大発展を目指す商工業者と共存共栄して行きたい」という思いを込めてこの名前を命名しました。
ホームページの存在価値
ユーザーの視点による価値基準より作成
まず最初にユーザー視点に立って考えること,つまり、「なぜ私たちはHPを見るのか?」について考察することで、存在価値がくっきり浮かび上がるものと考えます。
最も身近なところでは「営業時間や休日を知りたい」「事業内容や商品取り扱い品目を知りたい」「道順(アクセス)を知りたい」「取り扱い金融機関を知りたい」といったことから、「経営者はどんな人なの?」「企業として信頼できるの?」「企業理念やポリシーはしっかりしてるの?」「この会社とお付き合いすることで、私にはどんなメリットがあるの?」「最新の情報を発信してくれるの?」「価格は他社と比較して
どうなの?」「会社の方向性はどこを向いているの?」
ユーザーはこのような見方をするということを念頭に入れて制作することが必要であると考えます。
さらに、ここからが最も重要であると思われますが、ただ単に商品や業務の説明をすることに終始するのではなくて、「この商品を活用することでお客様にこんなに素晴らしいライフスタイルを提供することができます」「当社をご活用いただくことで、貴社にとってこんなに素晴らしいビジネス拡大の可能性が出て来ます」といったことをイメージすることが出来るようにご提案させていただけるホームページ作りを心がけます。
たとえば、自動車屋さんのサイト作成にあたっては、自動車の性能やスタイル、価格や燃費性能をPRするだけでなく、「この車を購入したら私たちのサークルメンバーに登録して、年に4回春夏秋冬に最高の景色を堪能しながら、旬の食材を使った美味しい料理を食べに行きましょう!もちろん、家族全員でご参加下さいね。」というイベントを告知し、開催し自社に対するファンをたくさん作り出すことで他社との差別化に繋がり、結果として収益向上に結び付きます。
また、あるメーカーの代理店であれば、顧客に対してメーカーの協力を得て、月に1回~数ヶ月に1回の勉強会を開いて商品知識や販売ノウハウを提供すると共に、勉強会終了後は懇親会を開催し自社および顧客ならびにメーカーとのより緊密な人脈形成に繋がります。
さらに、これほどインターネットが普及している現在では、当社のような会社と連携し、インターネットによる通販システムを顧客と一緒に立ち上げるために勉強会を発足しても良いかも知れません。
これから日本社会は、超高齢化社会を迎えます。当然のことながら、人口は減少を続けるとともに、コスト削減の名のもとに生産拠点も海外生産にシフトされ、将来にわたって国内経済も縮小し続けて行くことはほぼ確定的です。雇用も減少を続け、一人あたりの年収も減少し続けています。さらに追い討ちをかけるように、福祉目的税として消費税も段階的に引き上げられて行くことが決定しています。
マクロ経済学では、総需要( GDP )を増加させるためには消費( C )、投資( I )、政府支出( G )、貿易収支( X-M )の何れかを少なくとも現状よりも増加させることが必要とされます。
上述の如く、超高齢化社会においては、高齢者はお金を使わない傾向にあることおよび人口減により消費は減少するので、企業は設備投資を抑制します。これまでの赤字国債の乱発により借入金,政府短期証券を含む「日本全体の債務残高」は1,200兆円を突破しました。期待の政府支出についても、もはや、財政収支の赤字は待ったなしの状態まで逼迫しており、どう考えても政府支出を減少し、財政収支を黒字化して行かないと国債価格が暴落し、日本経済そのものが沈没しかねません。しかしながら、未だにプライマリーバランスを均衡することすら出来ていません。また、貿易収支も最近ではマイナスとなる月も出始めています。
このように、将来に対する明るい展望が描けない現状では、大多数の人々が老後の不安、言い換えると経済的な不安を抱えながら生活して行くことになります。
これから暫くの間,日本経済は苦境に立たされることが想定されます。今までの成功体験が必ずしも事業展開に役立つとも限りません。現に、先端テクノロジーであってもその技術はすぐに流出し、模倣されてしまっています。
こうなると、私たち中小零細企業が生き残って行くには、互いに有している能力を提供し合い、協力し合いながら一つの共同体とでも言えるコミュニティ(いわゆるギルド的な組織)を築き上げて行く必要があると考えます。
私は、ホームページの作成という業務を通じて知り合った方々を有機的に結び付けるという役目も果たして行きたいと考えております。
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